平成30年11月の講話
更新日:2018/11/12 10:28 カテゴリー: 朝礼
院長のテーマは「感染予防の徹底」です。
俊野常務の講話「求ム、共感力」
おはようございます。先日、給与明細に神野紗希さんのコラム「理由をください」を同封しましたが、昨日の新聞にも神野さんの「求ム、共感力」というコラムが掲載されていましたのでご紹介したいと思います。
神野さんが、友人のKさんに育児の愚痴をこぼした時のことだそうです。
「いやあ、ずっと子供を抱いてると、肩凝っちゃって」 「じゃあ筋肉つけよう!」
「朝もね、早く起こされて寝不足なんだ」 「昼寝するといいよ」
「息子の夕飯やお風呂や寝かしつけしてたら、自分のご飯作ってる時間がないんだよね」
「冷凍うどん常備だね」
見事に鮮やかな解決策である。しかしあの時の私は、できればひとこと「大変なんだ」「頑張ってるね」と共感を示して欲しかったのだ。時には解決策より、共感に救われることもある。とこんな内容です。
認知症の患者さんには、受容と共感が大切だとよく言われます。私も、解決策はほぼわかっているけれど話を聞いて共感してほしいという思いからグチをこぼすこともあります。多くは神野さんの言うように共感が欲しい時で、同じ側から見てほしかったり、仕方ないよねと言ってほしい時です。ただ本当に解決策を求めているときもあります。特に管理職の皆さんは、共感ばかりで解決策を示せないと、部下の皆さんから頼りにされなくなりますのでご注意ください。
相手の立場を思いやり共感しあえる病院でありたいと思います。よろしくお願いします。