平成31年3月の講話
更新日:2019/03/07 14:42 カテゴリー: 朝礼
院長のテーマは「まもなく10周年」です。
俊野常務の講話「電子カルテ運用にあたって」
おはようございます。院長のご挨拶にも「春らしくなりました」とありましたが、今朝Yさんが、「常務さん、これ駐車場の横に生えていました。」とつくしを見せてくれました。子供の頃にはこの辺りでよくつくしとりをしていたので、懐かしく感じたと同時にほっこりした気分になりました。
それはさておき、先日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組で、名古屋大学病院の医師長尾能雅教授が医療安全専門の医師としてとりあげられ「医療が高度で複雑になれば、ヒューマンエラー、コミュニケーションエラー、システムエラーなどのほころびが生まれ、それは時に不幸な医療事故につながります。これらのリスクに全力で向き合い、患者さんの安全確保に努めるのが、私たちの使命です。 現在名大病院はJCI(国際病院評価機構)に沿った、世界標準の患者安全体制の導入に取り組んでいます。私たちは、日本一安全で、質の高い国立大学附属病院を目指します。」という理念のもと「逃げない、隠さない、ごまかさない」という信念で、主治医などに聞き取りを行い、事故の原因を徹底的に追及し、院内で起きるさまざまなトラブルに毅然と対応する姿が紹介されていました。
1000床を超える病院ですからインシデント報告も月間1000件を超えるそうですが、単なるデータ収集と分析で終わらせることなく再発防止の策を徹底的に練っている姿に共感しました。
当院では今日から電子カルテ運用が始まります。準備でみなさん大変だったと思いますが、慣れてないから仕方がないと思うことや、またこんなことができたらいいなという部分もあると思いますが、早いうちにインシデントや問題点をどんどん出してください。幸いメーカーさんもあと2週間はしっかりとしたフォロー体制をとってくださるそうですので、当院用にカスタマイズしていただけたらと思っています。よろしくお願いします。
なおNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」のホームページで過去の番組も視聴できますので興味のある方は見てください。