令和4年2月の講和
更新日:2022/02/08 14:02 カテゴリー: 朝礼
院長のタイトルは「オミクロン株について」でした。
俊野常務の講話「『普通』のレベルを上げる」から
先日、アーティスティックスイミング(2017年まではシンクロナイズドスイミング)の指導者の井村雅代さんの講演を聴く機会がありました。もちろんWEBですけれど…。
井村コーチといえばとても厳しいイメージがありますが、指導のポイントは、厳しい声掛けもしますが決してマイナス言葉で終わらせない。頑張ることを具体的に考えさせますとおっしゃっていました。
中でも印象に残ったのは「普通」のレベルをあげるというお話です。
井村さんは、プール内でアドバイスを聞くときは立ち泳ぎで聞くというルールを定めていたそうですが、選手によって胸まで水面から出るくらいの立ち泳ぎをしている選手もいれば、かろうじて耳が出ている程度の立ち泳ぎ、もはや立ち泳ぎと言えずただ浮いているような状態で話を聞いている選手もいるそうです。胸の下まで水面に出るか出ないかは採点に大きく影響するそうで、疲れていてもきちんとした立ち泳ぎをしている選手とそうでない選手では実践で大きな差が出るそうです。
また朝食を例に、毎朝一汁三菜の食事をとる人と菓子パン1個で済ます人、どちらも「私は朝食をとっています」と答えるでしょう。しかしバランスの取れた朝食とそうでない朝食、これを長年続けると体の成長や脳の発達具合などに明らかな差が出てくるでしょう。したがってその人にとっての「普通」のレベルを上げることが大切です。ということでした。
私たちは、このコロナ禍の生活が2年も続いたことで、以前よりも感染対策への意識はかなり高くなり習慣化していると思います。あきらかに感染対策に対しては「普通」のレベルが上がっていると言えます。そして感染対策に関しては、一部の人ではなくみんなが出来ているのがポイントです。かつ持続させることが大切になります。
持続させると言えば給与同封文書でご紹介した、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)は2030年で達成するための目標ですが、私は、Sustainable Diet Goals を健康診断までに達成すると決めていますが、全く結果が出ていません。やらない理由はすぐに思いつきます。本当に持続することの難しさを感じています。
皆さん、より安全で笑顔のあふれる病院であるために「普通」のレベルを上げていけるように頑張っていきましょう。