令和元年8月の講話
更新日:2019/08/06 9:49 カテゴリー: 朝礼
院長のタイトルは「夏場の体調管理」でした。
俊野常務の講話「判断基準」から
暑さも厳しくなりセミの声もにぎやかになってきました。先日、夕方帰宅した時に、子どもたちが何やら「頑張れ!頑張れ!」と声援を送っていたので近づいてみると、羽化する直前のセミを見つけて観察?というか応援をしていました。
「そろそろだね。」と声をかけると「6時までに間に合うかな?」と尋ねてきたので、もう少しかかるんじゃないかなと答えると、また「頑張れ!頑張れ!」と声援を送っていました。6時には帰宅するとの親御さんとの約束があり、なんとかそれまでに羽化してほしいという応援でした。可愛いなとほっこりした気持ちになりましたが、6時を過ぎてしまったので「6時になってしまったけど帰らなくていいの?」と聞くと「もうちょっとだと思うから見てから帰る。」とのことでした。結局6時半になってもそのままで諦めて帰宅していきました。
私個人の価値観では、羽化の瞬間を見る機会はめったにないことだから、見せてあげたいと思いました。しかし他の家庭では理由の如何に問わず、遅れることは許されないのかもしれません。頭ごなしに叱られたらかわいそうだから連絡してあげようかなとか、とりあえず一度帰らせた方がいいのかななどと考えてしまいました。
今回は子供たちを見てそんなことを考えたわけですが、社会生活や院内でもルールとその運用基準が明確になってなければ統制が取れなくなってしまいます。個々の基準で例外が作られてしまったらコンプライアンスも何もなくなってしまいますし、全く例外を認めなくなってしまったら、それはそれで融通が利かない組織になってしまいます。
現在当院でも通信システムの改変から端末機からの通信に不具合が出ていますが、いたずらに保留状態でお待たせするのではなく、速やかに折り返しのお電話をさせていただくなどの対策は必要です。その判断基準は明確にしておかなくてはならないと思います。理念や行動指針に基づいた判断基準をもちましょう。