全体朝礼より

令和2年9月の講和

更新日:2020/09/08 15:09 カテゴリー: 朝礼

院長のタイトルは「感染対策の継続」でした。

俊野常務の講話「常識の共有」から

 指示されるときと指示するとき、それぞれ気をつけないといけないなと思ったことがあります。

 その場で常識(知識)が共有されているかどうかという事です。たとえば、皆さんは漠然と燃料といわれたら何をイメージしますか?車のガソリンでしょうか、それともストーブの灯油でしょうか。農業機械では、トラクターやコンバインは軽油、田植え機はガソリン、乾燥機は灯油となっていてこれは私の中では常識です。もし私がコンバインに燃料を入れておいてとお願いしたら、わからない人はガソリンを入れてしまうかもしれません。

 また逆の立場でいうと、家内が魚の煮つけをつくっている途中で来客があり、ちょっと見といて…と声をかけて台所を離れたので様子を見ていたのですが、なかなか帰ってこないので火を止めておきました。戻ってきたので「焦げたらいかんから火を止めたよ」と伝えると、「落し蓋をしといてくれたらよかったのに…」と、料理をする人からしたらそれが常識かもしれませんが、よくわかっていない人には細かく指示をしないと自分の思っているようには動いてくれません。そこは理解しておく必要があります。

 気が利かないのと知らないのでは大きな違いがあります。知らない人は知ったら出来るようになる可能性がありますので、指示内容が共有されているかどうか確認する習慣をつけましょう。匙加減という言葉も、ある程度わかっている人同士で通用する言葉だと思います。

 また、間違いやミスを見つけたときは爽やかにその場で教えてあげましょう。後になると言いづらくなってしまう場合があります。咎めるのではなく、その場で注意を促すことも大切だと思います。知識は共有されて初めて常識となるのだということを頭に入れて笑顔のあふれる職場をつくりましょう。