令和5年10月の講和
更新日:2023/10/06 10:18 カテゴリー: 朝礼
院長のタイトルは「決算報告」でした。
俊野常務の講話「笑顔失わぬ大谷に脱帽」から
皆さん、おはようございます。
今月は、院長が数字のことを発表してくださったので、スポーツの秋の話題をお話したいと思います。
先日、大谷選手は3年連続でチームMVPを受賞しましたが、先ほどア・リーグの本塁打王の獲得が決定したようです。その大谷選手のことを記した記事が出ていたので紹介したいと思います。
「笑顔を失わぬ大谷に脱帽」 br>
右肘の故障に続いて脇腹も痛めて、大谷翔平(エンゼルス)の今季は終了した。本拠地のロッカーの荷物を片付けて帰ったと報じられた翌日、久々にベンチに姿を見せて同僚と談笑する大谷の姿に、ホッとすると同時に脱帽したくなった。 br>
メンタルが強いとかのレベルではない。その3日後の19日に2度目の右ひじの手術を受けたという。だが、ケガをしたことへの後悔やいらだち、手術への迷いや不安などまるで感じさせない笑顔だった。
5年前もそうだった。メジャー1年目の9月、右肘の故障の再発で医師から手術を勧められた日の試合で、落ち込むそぶりも見せずに打者として2本の本塁打を放ち、その週は週間MVPを受賞している。
「自分がコントロール出来ないことは思い悩まない」。優秀なアスリートに共通する特徴である。大谷の振る舞いは、それをよく教えてくれる。
起きたことは変えられない。手術が成功してつらいリハビリを追えてもパフォーマンスが戻るかは未知数だ。だからこそ自分が今できることに集中する。
ア・リーグの本塁打王は、MVPはと、我々があれこれ心配して論じるのが幼稚に思えてくる。今回のケガで大谷を投打で使い続けたエンゼルスも批判されているが、それは筋違いだろう。出場を続けたのは大谷の意思。今季限りでフリーエージェント(FA)となるスーパースターに残留してほしい球団は、友好な関係を保つためのその意思にしたがうしかなかった。大谷の判断が間違っていたわけでもない。あの笑顔を見ると、限界が来るのも承知の上でどこまでできるなか試していたのではとさえ考えてしまう。
大谷は過去100年間で誰も出来なかった挑戦をして、野球史に金字塔を打ち立てた。常識を越えようとした挑戦の過程を、従来の限られた常識の枠内で「無理」や「無謀」と評価することにもそもそも意味がない。それは大谷がプロ入りした時に、「二刀流挑戦を否定した人々の発想と変わらない。彼がそれに従っていたら、この奇跡のような活躍を目撃できなかった。
投手大谷が1年間見られないのは残念だが、それも考え方次第。打者に専念したらどんな成績を残すのかと想像すると期待が膨らむ。投手封印は最初の手術の後の19年にもあったが、今は打者として格段に成長している。
今年6月から7月にかけての打棒がさらに長期間維持できれば、三冠王も現実を帯びる。来年もワクワクさせてくれそうだ。
コロナやインフルエンザの流行など自分たちでコントロールできないことは、思い悩まない。感染しない、感染しても人にうつさない。私たちの出来ることに集中して頑張っていきましょう。