令和6年7月の講話
更新日:2024/07/03 16:02 カテゴリー: 朝礼
院長のタイトルは「食中毒」でした。
俊野常務の講話「新札発行にあたって」から
皆さんおはようございます。
7月3日から新札が発行されます。新たな紙幣には、一万円札に「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札には日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札に破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像がデザインしてあるということです。
お札が変わるのは偽造防止が大きな目的だそうですが。キャスレス時代でお札は不要になってくるかもしれませんね。ちなみに銀行で旧札を新札に交換するのは、両替扱いになるそうですのでキャッシュカードで入出金した方が、手数料がかからなくていいかもしれません。
ところで一万円札は、聖徳太子⇒福沢諭吉⇒渋沢栄一と変遷してきました。
聖徳太子と言えば 「十七条憲法」の第一 「和を以て貴しと為す」が思い浮かびます。福沢諭吉といえば「学問ノススメ」にある「天は人の上に人を造らず 天は人の下に人を造らず」ですが、福沢諭吉自身の言葉ではなく、人はみな平等だという「アメリカ独立宣言」から引用されたものだそうです。諭吉自身の言葉としては、「賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」があり、「本来人はみな平等であるけれども、その違いが出てくるとすれば、それは学問の有無によるものだ」という意味ですが、慶応大学を設立した諭吉らしい言葉ですね。
渋沢栄一は、資本主義の父とも言われ、東洋紡の設立をはじめ、設立にかかわった会社は500社ともいわれています。運営にかかわった企業は167社もあるそうです。また論語と算盤という著書が有名ですが、経済には道徳が必要だと説き、数々の名言を残されています。「もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。」とも言っておられます。
私たちも、「笑顔のあふれる病院」であり続けるために、結和の精神で努力し続けましょう。