平成28年7月の講話
更新日:2016/07/05 16:45 カテゴリー: 朝礼
院長のテーマは「透析患者さんの体調管理について」でした。
常務の講話「やさしさが人を動かす」
先ほど院長先生より、患者さんと職員が一体となってリンの管理等に取り組むことによっていい結果が得られているというお話がありましたが、ただ事務的に「これはしないでください」「気を付けてください」と言い続けただけでは、「そんなこと言ったって少しぐらいしょうがないじゃないか」とか思われがちです。しかしコミュニケーションの取れている信頼している人から「○○だからこれはしないよう気を付けましょう」と言われると「あなたが言うのだからもう少し気を付けようか」と思ってくださるのではないでしょうか。その結果がリンの数値が下がるという成果として出ているのではないかと思います。
ところで羽田空港が現在世界で一番清潔な空港として評価を得ていることはご存知でしょうか。その立役者である新津春子さんという掃除のリーダーがいます。彼女はNHKの番組「プロフェッショナル」で二度取り上げられていますし、先日も別のTV番組に出演されていました。
その中で彼女が仕事をする上で最も大切にしていることとして
「清掃はね、やさしさ、なんですよ。やさしい気持ちを込めないときれいにできないんですね。相手のことを考える、相手が見て、きれいと思うかどうかが大事なんです。それは『人』だけじゃないんですよ。清掃する『道具』や『もの』だってそう。すべてをたいせつにして、どうすればもっと快適に使ってもらえるかな、どうすればもっと幸せにできるかなって考え続ける。そうすれば、それがきっとお客様に伝わって、私たちももっときれいにしようという気持ちが強くなる。そうやって空港の清潔って保てると思うんです。」とおっしゃっていました。
またある人は「個々の関係を大切にする(築こうとする)サービス業は成功する」と言っていました。
当院でも先日、患者満足度調査の結果が上がってきましたが。不足している部分もまだまだありますが、患者さんやご家族との接遇やコミュニケーションは良くなってきているとの個別意見が多くなってきました。まさに個々の関係を大切にしている証だと思います。
これから暑くなってきますが、気持ちを爽やかに持って頑張っていきましょう。