全体朝礼より

平成29年3月の講話

更新日:2017/03/11 12:59 カテゴリー: 朝礼

院長のテーマは「選んで頂ける病院へ」でした。

不可逆になる前に

 みなさんおはようございます。インフルエンザもピークを過ぎた印象がありますが、今年も猛威を振るったと言えるのではないでしょうか。
いくつかの施設ではアウトブレイク*させてしまい大変なことになっていましたが、当院ではアウトブレイク*させることなく見事に乗り切ったと思います。日頃の環境整備や日常生活においても感染のリスクを冒さない生活を心掛けるなど、感染予防に対する危機感や意識の高さのお蔭だと思います。
 あるところでは、罹患している可能性を感じながらも責任感から出社し同僚に感染させてしまうという事例もあったようです。
不可逆という言葉があります。どうしようもなくなる時点のことを言うのですが、どうしようもなくなってからの努力(不可逆的努力)はいわば事後処理であり、生産性もなく苦労も大きいものです。
しかし当院では不可逆を迎えることなく速やかに部屋食に切り替えたり、来院者に対しても感染予防対策をとりました。そしてチームワークにより業務の変更にも円滑に対応し業務を遂行しました。こういった事例の積み重ねは院長がおっしゃるように当院が熟していくための基になっていくのだと思います。
これからも、どうしようもなくなる前に危機感をもち、手を打つ習慣を持つ。そしてそれをマニュアルの改善にいかし徹底を図る。より安全で快適な病院でありたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

*アウトブレイク  院内感染、集団発生のこと