平成29年9月の講話
更新日:2017/09/06 13:02 カテゴリー: 朝礼
院長のテーマは「季節に合わせたケア」でした。
心施
皆さんおはようございます。9月に入りました、今日は防災の日ですがちょっと違ったお話をします。
先日七つのお布施についての文書を配布し、ペットや孫にはできるのにと書かせていただきましたが、大きな勘違いでした。特に5番目の心施(シンセ)が出来ていないことを痛感しました。
というのは昨日朝起きるとうちのトイプードルのルーくんがいつもより甘えて身体を摺り寄せてきたり、顔を嘗め回したり、さらにはゴロンと横になってお腹を見せるので、「今日は特にかわいいな、ママよりパパが上だと気づいたかな」と喜んでかまってやっていました。しかしその後も妙に私について回るので、家内が「オシッコしたいんじゃない」と言うのでいつもより早い時間でしたが散歩に連れて行ってみました。そしたらすぐに大量にオシッコをして、その後はいつものルーくんに戻ってしまいました。
私が自分に都合のいいように解釈をしていただけで、家内が台所で忙しそうにしているのを見て、代わりに私に連れて行ってくれとの訴えだったようです。当然ながら今朝は私には見向きもせず、起きたらすぐに家内の後追いをしていました。
うちのルーくんだけでなく大方のペットは残念なことに日本語が喋れません、自分の都合で好きなように解釈することが出来てしまいます。赤ちゃんに対しても同様で、ただ可愛いと思って見ているだけで、心を配って見ていなければなぜ泣いているのかなどもわかりません。
先ほど院長がお話した患者さんの痒みの問題にしても、的確にご自分の状況を説明できタイムリーにケアを受けられる患者さんばかりではありません。本当は痒いのに我慢してイライラしている患者さんもいるかもしれません。
表情やボディランゲージから気持ちや状態を読み取り、正しい対応ができるようになることが必要だと感じました。
誰もが他のために心を配り、患者さんも職員も誰もが笑顔のあふれる病院になったらいいなと思います。よろしくお願いします。
2.和顔施(わげんせ) :にこやかな顔で接する
3.言辞施(ごんじせ) :やさしい言葉で接する
4.身 施(しんせ) :自分の身体で出来ることを奉仕する
5.心 施(しんせ) :他のために心を配る
6.床座施(しょうざせ):席や場所を譲る
7.房舍施(ぼうじゃせ):自分の家を提供する