全体朝礼より

令和4年4月の講和

更新日:2022/04/07 18:33 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「新年度を迎えて」でした。

俊野常務の講話「新年度の目標設定」から

 皆さんおはようございます。今日から新年度を迎え気持ちを新たにするところ大だと思います。

 今日の職場の教養にも「新風を吹き込む」とありましたが、当院でも新たに入職してくださった方や昇格した皆さんがいらっしゃいます。そんな中で全員一丸となって、あらためて病院の理念を共有し、実践していってほしいと思っています。その手段の一つとして各部署の目標やマナーアップの目標があるわけですが、目標を明確に理解して具体的な行動レベルに落とし込んで進んでいきましょう。

 ただし個々の目標設定は経験値や能力によって異なるべきで、全員同じレベルである必要はありません。

 低い目標を設定して達成したからと言って高い評価が得られるものではありません。今の自分の現状より少し上のレベルの目標を設定し、チャレンジしていってほしいと思っています。

 また道路交通法が改正になり、安全運転管理者設置事業所(6台以上の社用車を所有)には運転前の飲酒チェックが義務付けられました。10月からはアルコールチェッカーの使用も義務付けられるそうですが、業務で運転する人はもちろん、通勤で車を利用する方も深酒をして翌日にアルコールを残さないよう注意してください。

令和4年3月の講和

更新日:2022/03/07 16:31 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「感染対策の継続について」でした。

俊野常務の講話「ハラスメント研修」から

 皆さん おはようございます。先日、役職者を対象にハラスメント研修が行われました。ハラスメントと注意・指導の線引きをわかりやすく説明いただきましたので、おおよそのことは理解できたのではないかと思います。職場教育に適切な指導は必要だと思います。そしてそのためには、何がわかっていて、何がわからないのかを明確にしておくことが大切です。

 またパワハラを恐れて注意や指導ができなくなってしまうようでは本末転倒ですので、お互いの理解を深められるようコミュニケーションをとって、聞きやすい、言いやすい職場にしていきましょう。

 聞くことと言えば、父が亡くなって8年経つのですが、生前父に聞いておけばよかったと思うことがありました。今日の職場の教養のテーマである「慣例」についてです。我が家のお正月行事や先祖祭のことで、なぜこうするのか疑問があり、いつか聞こうと思っているうちに亡くなってしまいました。近所に父の兄が住まわれているので、一度聞いてみようと思っていましたが、何かきっかけがあるときにと先延ばししていたら、年末に体調崩され、コロナ禍で面会できないまま亡くなってしまいました。早く行動を起こしていればと後悔しました。お通夜の席で不謹慎かなとも思いましたが、父の弟にあたる伯父からある程度のことを聞くことができ、ちょっとすっきりしました。

 日常生活や仕事においても聞くべき時に聞いておかないと、いまさら聞けないということがあります。そうなると知ったかぶりをして過ごさなければならないことになってしまいますし、あやふやな知識の上に積み重ねていってしまうと砂上の楼閣になりかねません。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言うことわざがあるように、知らないことやわからないことは素直に聞く姿勢を持ち、いい人間関係を築いていきましょう。

令和4年2月の講和

更新日:2022/02/08 14:02 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「オミクロン株について」でした。

俊野常務の講話「『普通』のレベルを上げる」から

 先日、アーティスティックスイミング(2017年まではシンクロナイズドスイミング)の指導者の井村雅代さんの講演を聴く機会がありました。もちろんWEBですけれど…。
井村コーチといえばとても厳しいイメージがありますが、指導のポイントは、厳しい声掛けもしますが決してマイナス言葉で終わらせない。頑張ることを具体的に考えさせますとおっしゃっていました。

 中でも印象に残ったのは「普通」のレベルをあげるというお話です。
井村さんは、プール内でアドバイスを聞くときは立ち泳ぎで聞くというルールを定めていたそうですが、選手によって胸まで水面から出るくらいの立ち泳ぎをしている選手もいれば、かろうじて耳が出ている程度の立ち泳ぎ、もはや立ち泳ぎと言えずただ浮いているような状態で話を聞いている選手もいるそうです。胸の下まで水面に出るか出ないかは採点に大きく影響するそうで、疲れていてもきちんとした立ち泳ぎをしている選手とそうでない選手では実践で大きな差が出るそうです。

 また朝食を例に、毎朝一汁三菜の食事をとる人と菓子パン1個で済ます人、どちらも「私は朝食をとっています」と答えるでしょう。しかしバランスの取れた朝食とそうでない朝食、これを長年続けると体の成長や脳の発達具合などに明らかな差が出てくるでしょう。したがってその人にとっての「普通」のレベルを上げることが大切です。ということでした。

 私たちは、このコロナ禍の生活が2年も続いたことで、以前よりも感染対策への意識はかなり高くなり習慣化していると思います。あきらかに感染対策に対しては「普通」のレベルが上がっていると言えます。そして感染対策に関しては、一部の人ではなくみんなが出来ているのがポイントです。かつ持続させることが大切になります。

 持続させると言えば給与同封文書でご紹介した、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)は2030年で達成するための目標ですが、私は、Sustainable Diet Goals を健康診断までに達成すると決めていますが、全く結果が出ていません。やらない理由はすぐに思いつきます。本当に持続することの難しさを感じています。

 皆さん、より安全で笑顔のあふれる病院であるために「普通」のレベルを上げていけるように頑張っていきましょう。

令和4年1月の講和

更新日:2022/01/11 11:16 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「即時即応」でした。

俊野常務の講話「年頭の目標」から

 皆さん明けましておめでとうございます。そして年末年始も勤務に当たってくださった皆さんありがとうございました。

 さて皆さんは、今年の目標を何か設定されましたか?

 私は、いままで「本を忘れず末を乱さず」とか、昨年は「ぶるのではなく、らしくあれ」という目標を設定しました。皆さんにもご紹介したと思いますが、今年は「やるかやらないか、その時はやる」に決めました。というのは昨年10月に過去最高体重を記録してしまい、ニットのベストしか着られなくなってしまったので、年末までに5キロ減量すると決めていました。しかし、ちょっと食事制限をしたり、申し訳程度にバイクを漕いだりしただけなので2キロしか減量できませんでした。やらない言い訳はいくらでも思いついてしまうので「やるかやらないか、その時はやる」の精神で迷ったらとにかくやろうという意味で決定しました。

 元旦の夕方、家内と娘がウォーキングに出かけるというので「やるかやらないか、その時はやる」早速その時きた!迷わずDOだと思い同行しました。

 しかし2日は、家内はウォーキングに出かけましたが、私はテレビを見ていたので、迷うことなく出かけず何もしませんでした。そして3日の夜に体重を量ると正月太りで、もうすでにリバウンドしていました。さすがにこれではまずいと思い、目標を迷ったらやるのではなく「とりあえずちょっとでもやる」に修正しました。行動の対象としてはもちろんダイエットですが、読書も在宅の時間が増えているのにかかわらず読む量が減少しているので意識していこうと思っています。

 皆さんも目標が絵に描いた餅になってしまわないよう、とりあえずでも一歩踏み出すことから始めて徐々にハードルを上げていかれてはどうでしょうか。

 コロナ禍がいつまで続くかわかりませんが、良い年にできるよう進んでいきましょう。

令和3年12月の講和

更新日:2021/12/07 20:59 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「1年を振り返って」でした。

俊野常務の講話「冬季賞与」から

 皆さんおはようございます。

 9月末に本決算が行われました。5月から入院患者さんが減少し稼働率80%を下回る月が続くという、過去10年例のない状態になっていましたので、大変心配していました。しかし透析外来の伸びと、ワクチン接種による収入やコロナ対策の補助金により思いのほかの好決算で黒字となりました。

 しかし現状は、まだまだ患者数が回復しているとは言えない状況です。またCTの入替や大きな設備投資も予定していますし、コロナのオミクロン株の影響が今後どう出てくるのか予測がつきませんし不安はあります。しかし日ごろの皆さんの頑張りに感謝してコロナ前の一昨年並みの賞与を支給することとしました。

 来年にはベッド稼働率90%を回復し、過去最高の賞与を獲得できるよう、気を抜かないで笑顔で頑張っていきましょう。

令和3年11月の講和

更新日:2021/11/04 13:49 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「感染制御(油断禁物)」でした。

俊野常務の講話「時は積もりゆくもの」から

 皆さん、おはようございます。

 今日は、川本さんが勤続10年の表彰を受けられますが、結和会設立11年7ヶ月で勤続10年を迎えられた人が37人います。本当にありがたいことです。

 ところで最近耳にして気に入っている言葉があります。バースデイカードにも何人かの方に記させていただきましたが、「時は過ぎ去るものではなく、心のうちに、からだのうちに積もりゆくもの」という言葉です。私自身この言葉を聞くまでは時は過ぎ去るものと認識していました。

 しかし当院の例で考えてみてもこの12年間でそれなりの評価をいただけるようになったのは、ただ月日が流れたからそうなったわけではありません。ましてや「笑顔のあふれる病院」と理念を100万回唱えたところでそうなるわけでもありません。

 明るく先手で挨拶をしましょう。とか「スマイル大賞」をめざして笑顔を意識しましょうとか、こういった具体的な行動の積み重ねがあったからこそ、また理念を共有し長年勤務していただいたからこそ、具現化できたのではないかと思います。

 目標があることによって脳は活性化されるといいますが、漫然と人生を過ごしていたのでは積もりゆくものはないと思います。時を有効に活用するためにも、前向きに計画を立てて行動し、その結果を積み重ねていくことで、もっと笑顔のあふれる患者さんにとっても、職員にとっても、そして地域にとっても、いい病院にしていきましょう。

令和3年10月の講和

更新日:2021/10/06 10:16 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「この半年を振り返って」でした。

俊野常務の講話「油断大敵」から

 皆さん、おはようございます。当院では今日から新しい会計年度を迎えます。気分転換にと思って掲示してある絵画をローテーションしてみましたが気づきましたでしょうか。

 今はICT委員会のポスター「秋バテ注意報発令」が貼ってありますが、先日まで「一番怖いのは油断です」と書かれた真っ赤なポスターが貼ってあったと思います。「これはいい」と思いましたのでコピーを公民館にも貼らせてもらいました。

 まさに言葉通りで、ついこの間のまん延防止等対策期までは、自宅の玄関やいたるところにアルコール消毒をおいてあり、消毒をするか手洗いを必ずしていました。行動変容が起きていたはずでした。しかし最近では、帰宅してもすぐに手を洗わない時があり家内に注意をされることがあります。私としては病院から車に乗って帰っただけなのにそんなに神経質にならなくても…なんて思っていましたが、買い物に出かけたときにも手洗いを忘れてしまい注意されました。油断があったと猛省しました。

 7月末から8月初旬には感染がおちつき、一時面会制限を緩めることができました。多くの方が患者さんもご家族もとても喜んでいたということやそれを見てうれしかったということをマナーアップに書いて下さっていました。しかしその後また感染が拡大してしまい面会制限を強化しなければならなくなりました。

 幸いにも当院関係者では感染者は出ていませんが、ちょっとした油断がせっかく積み上げてきたものを崩すことになってしまうことになるので、これからも気を引き締めていきましょう。私もみなさんの足を引っ張らないように、心掛けたいと思います。

令和3年9月の講和

更新日:2021/09/07 11:52 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「ワクチン接種後の感染管理」でした。

俊野常務の講話「非常食」から

 今日は、防災の日です。昨年も懐中電灯の電池など見直しておきましょうとお話したと思います。現在、病院内には非常食としてお粥や水、そして今年新たに使い捨ての食器も用意しました。また日清医療食品さんには1日10万食の製造が可能なセントラルキッチンが京都にあり、非常時にはヘリで輸送する段取りになっているそうです。病院での備えは万全と言えるでしょう。

 ところでみなさん、ご自宅の方はどうでしょう?
うちでは非常食として、お湯を注ぐとできる五目御飯やチャーハン、さばの缶詰等とえいようかん、それに水とビールを備蓄しています。
確認してみると賞味期限が2020年5月のものが残っていました。消費期限が2020年5月なら廃棄しようと思うのですが、いったい缶詰はどれくらい保存できるのでしょうか?
缶が錆びていたり、膨らんだりした場合は危険だそうですが、意外に長期保存がきくようです。
考えてみれば私が子どもの時は、お土産にお菓子を戴いても一度仏壇にお供えしてからでなければ食べさせてもらえませんでした。大好物だったシュークリームも仏壇にお供えしてから戴くことになるので、ちょっと酸味が感じられたこともありました。今なら間違いなく賞味期限切れで廃棄であったと思います。

いずれにしても保存食にも定期的なローテーションが必要だと思いますので、防災週間をきっかけに見直してみてはと思います。

令和3年8月の講和

更新日:2021/08/04 14:51 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「感染増加期の体調管理について」でした。

俊野常務の講話「自己ベスト」から

 皆さん、おはようございます。東京オリンピックが始まって早1週間経過しました。
こんなコロナ禍で開催できるんだろうかと心配していましたが、いざ始まって各競技で熱戦がくり広げられると、ついついテレビにくぎ付けになってしまっています。

 観戦していて、一つ驚かされたことがあります。コロナ禍で十分な練習を積むことも体調管理をすることも難しかっただろうし、今回のオリンピックは好記録は期待できないかなと思っていました。そんな中この大舞台で、自己ベストを出す選手が多くいることです。一方ではメダル確実と言われていた選手が思いもよらないミスをしてしまった競技もありますが…。

 皆さん一様に周囲の方やスタッフに感謝の言葉を述べられていますが、一体どれくらいのスタッフが関わって選手のコンディションや戦術などサポートしているのか調べてみました。

 卓球では、監督、コーチ6人、コンディショニングコーチ、スパーリングパートナー、マッサー2人の11人
バスケットは、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、パフォーマンスコーチ、トレーナー、アナリストなど11人

 女子バレーでは上記のほかに栄養士やドクターを含めた16人のスタッフがついています。メンタル面を含めてコンディションを整えベストの戦いができるよう支えているのです。オリンピック関係者の入国所の多さも納得です。

 もし自分がオリンピックの舞台に立ったらどうだろうと考えてみました。きっとあれこれ考えすぎて、「普段の実力が出せませんでした。」とか言っているだろうと思います。

 もいざという時に、持っている知識を生かし、必要な行動を適時に起こすことが必要です。非常時には、私も口を出すだけでなく戦力になれるよう、今後は研修も居眠りをせず真剣に受けたいと思います。皆さんも研修や勉強会においても本番を意識した取り組みを心がけ、いざという時に自己ベストが出せるよう心がけましょう。

令和3年7月の講和

更新日:2021/07/08 14:19 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「ワクチン接種後の警戒態勢について」でした。

俊野常務の講話「夏越の祓」から

 昨日の職場の教養に「夏越の祓」(なごしのはらえ)が紹介されていましたが、各地区でも行われれたのではないかと思います。雄郡神社でも「夏越祭」が行われ、「輪越し」と呼ばれている「茅の輪くぐり」が行われました。例年、事前に配布していただいた人型の紙に名前と年齢を書いて、前日に枕や布団に敷いて眠り、神社に納めていました。

 調べてみると「形代」と呼ぶものだそうで、前日に枕に敷いて眠り、当日の朝その紙で身体を拭い、3回ほど息を吹きかけ、穢れを「形代」に移し神社に納めて身代わりとしてお祓いをしてもらうものだそうです。特に悪いところや気になるところは念入りに拭うといいと言われています。

 長年習慣として何となくやっていましたが正式なやり方は今年初めて知りました。
たまたま地区委員になった弟が正式なやり方を聞いて、教えてくれたので知ることができましたが、言われや正式なやり方は両親からも詳しく聞いた覚えがなく、調べてみることもありませんでした。

 知らないことに気づかないで、人から問われて初めて自分が知らなかったことに気づくことがあります。聞く相手がいるうちはいいのですが、亡くなってしまったり認知症になってしまったりして、それも出来なくなるとちゃんと聞いておけばよかったと後悔します。

 職場の教養の結びにあるようにちゃんと理解して次の世代に伝えられるようにしたいものです。これは職場の業務でも同じことがいえると思います。形式だけを伝えるのではなく意義や目的も伝わるようにしたいものです。