全体朝礼より

平成30年4月の講話

更新日:2018/04/06 16:49 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「時代の流れにあった医療」でした。

俊野常務の講話「10年目を迎えて」

皆さん、おはようございます。
10年目を迎えて、2009年継承当初の手帳を見返して見ました。4月1日(水)一般病棟入院21人、療養病棟入院37人、透析受診患者数49人とありました。現在では一般病棟30人以上、療養病棟55人、透析室では水曜日には100人もの患者さんが透析をされています。
職員数も非常勤・パートさんを含めて総勢91人だったのが163人と増えています。
先ほど院長からお話がありましたように、診療報酬の改定等に対応しながら病院は発展してきたわけですしこれからも発展していかなくてはなりません。しかし変化に対応して変えていかなくてはならないものと、核として変えてはならないものがあります。当院の理念である「笑顔のあふれる病院」や看護部の「心に添える看護」を提供する姿勢が変えてはならないものに当たります。
また私が2009年4月に最初の全体朝礼でお話しした内容は、「費用対効果を考えながら職員の皆さんが仕事をしやすく、患者さんに喜ばれる環境を創ること」でした。このことは9年間意識してやってきたつもりですが、まだ完成したわけではありません。これからも継続していきたいと思います。皆さんも院長がおっしゃったように質を高め変化に対応できるようにこれからも頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

平成30年3月の講話

更新日:2018/03/08 10:55 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「感謝」でした。

俊野常務の講話「そだねージャパン」

皆さんおはようございます。
平昌オリンピックが予想以上の盛り上がりをみせ無事閉幕しました。開催前は羽生君くらいしか興味はなかったのですが、帰宅してテレビを見ているうちにどんどん嵌っていきました。オリンピックを迎えるまでの苦悩や努力・周囲のサポートなどを見せられると応援したい気持ちが高まり、さも関係者になってしまったような心境になり、一喜一憂してしまいました。
「本気スイッチ」のことは先日配布しましたが、もう一つ感じたことがあります。
熱戦を繰り広げ見事に銅メダルを勝ち取った女子カーリングチームのことです。ご本人たちはまさか「そだねージャパン」と言われるようになるとは思いもよらなかったでしょうし、
ハーフタイムが「もぐもぐタイム」として紹介され、地元のお菓子(赤いサイロ)が品切れになるなんて想像もしていなかったでしょう。本筋とは異なることがクローズアップされ日本全国に拡散されました。もし松山のチームだったら「ほーやねジャパン」とでも名付けられたでしょうか。
私たちは日々「笑顔のあふれる病院」の理念の下、医療や看護の提供を行っています。しかし視点の違う人がいて、私たちの予期せぬ部分を評価してその情報が拡散したらと考えると、医療人として常に気を引き締めて行動していないといけないなと思いました。

話は変わりますが病棟の特浴が故障してご迷惑をおかけしました。何もこの寒い時期に故障しなくてもと思いますが、故障したから仕方がないで済まさずに人海戦術で少しでも快適に入浴していただけるように工夫されていたことはとても前向きで素晴らしい事だと思います。もうしばらくで新しい特浴が2台入りますのでそれまでよろしくお願いします。

平成30年2月の講話

更新日:2018/02/06 9:11 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「健康管理について」でした。

俊野常務の講話「心と体」

皆さん、おはようございます。先ほど院長がおっしゃいましたがインフルエンザが猛威を振るっています。健康には注意をしなければならないと分かっていたのですが、先日久しぶりに体調を崩してしまいました。
軽い腸炎だったようでまったく食欲がなくなりました。それでも初日は水分摂取だけで普通に仕事をすることが出来ました。二日目は、お腹がすくようになりましたが我慢して絶食していました。だんだんエネルギーが枯渇していったようで気力が無くなり、休み休みでしか仕事が出来なくなりました。三日目も大事をとって重湯くらいしか取らないようにしていたら全く気力が湧かなくなり寝て過ごしました。さいわい4日目には無事回復したのですが、「病は気から」とか「心技体」という言葉がありますが、やはり気持ちだけで体がついてこないと厳しいものがあります。(もっとも気力だけで病気が治ったら病院は不要になってしまいます。)
「体技心」まずプロとしての体を造り、技を磨き追及していくと本物のプロとしての心が備わるという意見もありますが、心と体は両立させていないと中々いい仕事はできないなと思いました。
私もこの時節、人の多く集まる場所へのお誘い等は遠慮させていただいています。患者さんが増えるこういう時こそ、私たちは一層健康に注意し笑顔で仕事ができるように心がけてましょう。

平成30年1月の講話

更新日:2018/01/05 18:01 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「スキル、知識を磨いてよい1年に」でした。

俊野常務の講話「結和会松山西病院の風土」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて一年の計は元旦にありと言いますが、皆さんはお正月に何か目標を立てられましたか?私個人としては目標を立てていますが恥ずかしいのでここでは言わないでおきます。
病院としてはいよいよ10年目に入っていくわけですが、結和会の理念「笑顔のあふれる病院」のとおり、全員が笑顔で仕事ができる風土を作りたいと思っています。
風土とは、百科事典によると「地域によって異なる特色をもった環境としての自然。単に気候だけでなく地形、水、土壌や歴史的建造物など多くの要素を含む。」だそうで、また「人間の文化の形成などに影響を及ぼす精神的な環境」をいうのだそうです。
つまり数人では成立しない、ほとんどの人がそうである必要があります。 一人が1の力をもつ10人の集団があったとして、全員が同じ方向に向かって力を発揮すれば10の力になります、しかし一人私はやりたくないという人がいると9の力にしかなりません。ましてや反対の行動をとる人が一人でもいると-1合計は8にしかなりません。
全員で「患者さんを笑顔にしたい、心からの笑顔で仕事がしたい」との思いをもって10年目に向かって進んでいけたらと思います。

平成29年12月の講話

更新日:2017/12/10 15:31 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「感染予防と拡大防止について」でした。

実践型の研修

 皆さんおはようございます。
 今日から制服が変わって、シャープで清潔なイメージになりました。気分一新して頑張っていきましょう。
ところで昨日、院内感染対策の2回目の研修がありましたが、前回のチームSTEPPSに引き続いて実践型の研修でした。やはり座学と違ってロールプレイングを行うと実際の現場をイメージできますし、細かなところにまで意識できわかりやすくてよかったと思います。またその場その場で的確なアドバイスをもらえるのは、注意点や手順が身に付きやすいと思いました。
 ところで、先日愛媛オレンジバイキングスが、天皇杯3次ラウンドでB1の三遠ネオフェニックスと対戦しました。結果は三遠の主力選手が全日本に召集されて不在だったことと、タブスコット選手の大活躍でオレンジバイキングスが延長戦の末に勝利しました。しかしチームの約束事の徹底という観点では流石B1で戦っているだけに、フォーメーションプレーが徹底されており洗練されているなと思いました。
 私たち松山西病院でも、様々な研修を実施しています。お蔭様でほとんどの職員の皆さんが参加してくれています。しかし、せっかくの研修を活かすのは一人一人の意識次第です。学んだことを徹底してチーム全体のレベルアップをはかり、さらに笑顔のあふれる病院づくりをしていきましょう。

平成29年11月の講話

更新日:2017/11/14 16:51 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「感染予防について」でした。

役を演じる

 皆さん、おはようございます。
 先日、芸人のキンタローとロペスが社交ダンスの世界大会に出場するという特番をやっていました。世界のトップレベルが出場する大会が近付いているというのにお互いの息がもう一つ合わないで伸び悩んでいました。そんな時コーチが、ロペスに合わせようと気を遣うより理想のパートナーの役を演じなさいとアドバイスをしました。すると別人のように伸び伸びと踊れるようになり息も合うようになりました。
 私も最初に役職をいただいた時に、上司から「昨日まで仲間だった人間が今日を境に上司になる。しかし言わなくてはならないことは上司として妥協なく伝えなくてはならない。そんな時には役職者の仮面をかぶれ。」と言われたことを思い出しました。
 皆さんも日頃、委員会であったり西友会であったりまた職場外でも役に任命されることはあろうかと思います。自分に向いていないとか、仕方なく引き受けたんだからこれ位でいいだろうとか思わないで役に徹することをお勧めします。
自分が芯から変わるのはすぐには出来なくても、役を知りそれを演じることはできると思います。そして自分自身の幅を広げていきましょう。

平成29年10月の講話

更新日:2017/10/04 15:32 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「標準予防策の大切さ」でした。

捨離と整理

 おはようございます。衣替えの時期がやってきました。
先日、管理棟のフロアの張替があった際に、不要なものを処分しようと整理をしたら思いのほか沢山ありました。
 この際、衣替えをきっかけに整理しようと思い、レースの参加賞でもらったり息子達がくれたりして箪笥に入りきらなくなっているスポーツウェア等を仕分けしてみました。ところが迷いなく捨てようと思えたのは3枚くらいしかありませんでした。これでは意味がないと思い、絶対に必要なものとそうではないものに分類してみました。すると以外に絶対必要と思うものが少なかったので、残りの中から第二次予選を実施し一部を繰り上げるようにしたら予選落ちしたウェアがなんとゴミ袋2杯分もありました。
 とりあえず置いておくという考えでいるとだんだん整理が難しくなりますし、必要なものをすぐに取り出すことも難しくなります。パソコンでも気がついたらデスクトップがアイコンでいっぱいなんてことになっていませんか。
種類別に分類するなどしても不要なものが多いと整理がつきません。何を残して何を捨てるかと考えると自然に整理が出来ると思いますし、時間も効率的に使えるようになると思います。 

平成29年9月の講話

更新日:2017/09/06 13:02 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「季節に合わせたケア」でした。

心施

 皆さんおはようございます。9月に入りました、今日は防災の日ですがちょっと違ったお話をします。
 先日七つのお布施についての文書を配布し、ペットや孫にはできるのにと書かせていただきましたが、大きな勘違いでした。特に5番目の心施(シンセ)が出来ていないことを痛感しました。
 というのは昨日朝起きるとうちのトイプードルのルーくんがいつもより甘えて身体を摺り寄せてきたり、顔を嘗め回したり、さらにはゴロンと横になってお腹を見せるので、「今日は特にかわいいな、ママよりパパが上だと気づいたかな」と喜んでかまってやっていました。しかしその後も妙に私について回るので、家内が「オシッコしたいんじゃない」と言うのでいつもより早い時間でしたが散歩に連れて行ってみました。そしたらすぐに大量にオシッコをして、その後はいつものルーくんに戻ってしまいました。
 私が自分に都合のいいように解釈をしていただけで、家内が台所で忙しそうにしているのを見て、代わりに私に連れて行ってくれとの訴えだったようです。当然ながら今朝は私には見向きもせず、起きたらすぐに家内の後追いをしていました。
 うちのルーくんだけでなく大方のペットは残念なことに日本語が喋れません、自分の都合で好きなように解釈することが出来てしまいます。赤ちゃんに対しても同様で、ただ可愛いと思って見ているだけで、心を配って見ていなければなぜ泣いているのかなどもわかりません。
 先ほど院長がお話した患者さんの痒みの問題にしても、的確にご自分の状況を説明できタイムリーにケアを受けられる患者さんばかりではありません。本当は痒いのに我慢してイライラしている患者さんもいるかもしれません。
 表情やボディランゲージから気持ちや状態を読み取り、正しい対応ができるようになることが必要だと感じました。
 誰もが他のために心を配り、患者さんも職員も誰もが笑顔のあふれる病院になったらいいなと思います。よろしくお願いします。

baby1709051.眼 施(げんせ)  :やさしい眼差しで人に接する
2.和顔施(わげんせ) :にこやかな顔で接する
3.言辞施(ごんじせ) :やさしい言葉で接する
4.身 施(しんせ)  :自分の身体で出来ることを奉仕する
5.心 施(しんせ)  :他のために心を配る
6.床座施(しょうざせ):席や場所を譲る
7.房舍施(ぼうじゃせ):自分の家を提供する

平成29年8月の講話

更新日:2017/08/07 19:07 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「マンネリ化を排す」でした。

人生の最後にかかわる

 先日、日野原重明先生が105歳でお亡くなりになった際、先生のご功績や生き方を文書にして皆さんにお配りしようと思いましたが、A4用紙一枚には収めきれなくて、結局名言集という形で配布させていただきました。ちょうどその頃新聞に「老衰死」増10年で3倍という記事が出ていました。
 「その原因は、高齢者の増加が要因とされるが、背景には死因究明より、人生の最後を重視することで死を受け入れようとする本人や家族、医師の価値観の変化もあるようです。
在宅医療の普及で人々の意識は、死の原因ではなく、最後に至るまでの過程を重視する方向に変わってきたといいます。ドクターサイドから見れば、「老衰」と診断することに、診断を積極的に行わないことへの葛藤や病気の見逃しにつながるのではないかとの不安もあるようですが、本人、家族と医師との間で合意があり、穏やかになくなるケースは増えているのです。」とありました。
 日野原先生は「いのち」とは、自分が自分の意図で活用できる「時間」であるという人生哲学をお持ちでしたが、まさにそういう生き方をされ理想的な死をお迎えになったと思います。
 当院の第一の目的は、病気を治し在宅復帰をしていただくための医療・看護の提供です。しかし一方では終末期を迎えた患者さんの看取りも重要な役割となっています。そしてその中には認知症を発症し自分の意図が表現できなくなっている患者さんも多数いらっしゃいます。そういう患者さんをどう看ていくかということも今後の大きな課題となっています。
 私の知人の中にもご家族を当院で看取らせて頂いた方もいらっしゃいますが、みなさん西病院でお世話になってよかったと言ってくださっています。
私たちの方向性は間違っていないと思いますが、さらに人生の最期をどう生きていただくかを考えて笑顔と医療・看護を提供していただきたいと思います。

平成29年7月の講話

更新日:2017/07/08 10:38 カテゴリー:朝礼

院長のテーマは「療養環境を良くしましょう」でした。

接遇と忖度

 皆さんおはようございます。
先日透析学会に出かけた時のことですが、初めて行ったレストランで担当になったウエイトレスさんの表情が硬く、料理の内容や食材のことを詳しく聞いてみたかったのですが聞く雰囲気になれませんでした。
 それに対して、初日に友人たちと行ったレストランではオーダーを取ってくれたウエイトレスが通りかかったときに飲み物が無くなりかけていたら「何か次の飲み物をご用意しましょうか」と笑顔で声を掛けてくれました。おかげさまで飲み物を切らすこともなく、大きな声でオーダーを通す必要もありませんでした。そのせいで少し余計に飲みすぎてしまいましたが。
 また宿泊していたホテルをチェックアウトしているときのことでした。フロントの男性が気さくな人柄で世間話を交えながら応対してくれていたのですが、あるお客さんはタクシーを呼んでいて急いでいる様子でしたが手を止めて世間話を続けようとして、「急いでいるんだから早くしてくれ」と注意を受けていました。
 こういった事例から、このところ話題になっている「忖度」という言葉が頭に浮かびました。忖度(他人の気持ちを推し量ること)が接遇に付加価値を与えるということが言えると思います。接遇の基本である笑顔や丁寧な言葉遣いはもちろんですが、忖度するためには相手を観察する姿勢が不可欠だと思います。
皆さんのマナーアップ評価表にもそうした事例が記載されています。これからもしっかり相手を観察して必要十分な対応ができたらと思います。